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言葉の意味

「取れる」の意味とは?7つの用法と例文・「捕れる」との違い

取れる(とれる)は、意味の幅がとても広い言葉です。国語辞典には7つの用法が載っており、「ボタンが取れる」「疲れが取れる」「釣り合いが取れる」「皮肉に取れる」は、どれも別の意味で使われています。

共通しているのは、何かが自然にそうなるという点です。自分の意思で「取る」のではなく、結果としてそうなることを表します。

この記事では7つの意味を例文つきで整理し、あわせて「捕れる」との違いを説明します。「採れる」「穫れる」「獲れる」など漢字の書き分けを知りたい場合は、別記事で詳しく解説しています(記事末にリンクがあります)。

「取れる」の7つの意味

デジタル大辞泉に載っている用法を、使う場面ごとに見ていきます。

1. ついていたものが離れ落ちる

最も基本的な意味です。くっついていたものが外れることを表します。

例:ボタンが取れる/シールが取れる/取っ手が取れてしまった

2. 好ましくない状態が消え去る

不快なもの、邪魔なものがなくなることを表します。

例:疲れが取れる/シミが取れる/肩こりが取れた/においが取れない

3. 収穫物・捕獲物が得られる

農作物や魚などが手に入ることを表します。辞書には「米が取れる」という用例が載っています。

例:この畑では良い米が取れる/今年は魚がよく取れた

4. そのように解釈できる

言葉や態度が、ある意味に受け取れることを表します。

例:皮肉に取れる言い方/どちらとも取れる返事/好意的に取れなくもない

5. 調和した状態になる

つり合いやバランスが整うことを表します。

例:釣り合いが取れる/バランスが取れた食事/採算が取れる

6. 写真に写る

写真の写り具合をいう場合です。この意味では「撮れる」と書くのが一般的です。

例:よく撮れた写真/逆光でうまく撮れなかった

7. 録音される

音が記録されることを表します。

例:鳥の声がよく取れている/雑音が入って声が取れていない

「取れる」と「捕れる」の違い

どちらも「とれる」と読みますが、指す場面が違います。

  • 取れる:上の7つの意味を広くカバーする。迷ったときはこの字で問題ありません。
  • 捕れるつかまえて離さないという意味。動いているものをつかまえる場面に限られます。

「捕る」は、漢字辞典で「つかまえて離さない」と説明される字です。ネズミ、虫、ボールのように逃げるもの・動くものが対象になります。

例:ネズミが捕れる/トンボがたくさん捕れた/ファウルボールが捕れなかった

魚については「取れる」も「捕れる」も使われます。漁獲量として言うなら「取れる」、一匹をつかまえる場面なら「捕れる」がなじみます。

「取れる」と「取る」の違い

「取る」は自分の意思で行う動作、「取れる」は自然にそうなることを表します。

  • ボタンを取る(自分で外す) / ボタンが取れる(勝手に外れた)
  • 疲れを取る(休んで解消する) / 疲れが取れる(結果として消えた)
  • 連絡を取る(自分から働きかける) / 連絡が取れる(つながった)

「取れる」には可能の意味も重なるため、「予約が取れる」のようにできるかどうかを表す使い方もあります。

言い換え表現

意味が広い語なので、言い換えも場面ごとに変わります。

  • 離れ落ちる → 外れる、はがれる、抜ける
  • 消え去る → 解消する、和らぐ、落ちる
  • 得られる → 収穫できる、獲得できる
  • 解釈できる → 受け取れる、読み取れる
  • 調和する → 釣り合う、つり合いが取れる

まとめ

  • 取れる(とれる)には、辞書上7つの意味がある。
  • 離れ落ちる/消え去る/得られる/解釈できる/調和する/写真に写る/録音される。
  • 共通するのは「自分の意思ではなく自然にそうなる」という点。
  • 「捕れる」はつかまえて離さない意味で、動くものが対象。

「採れる」「穫れる」「獲れる」など、漢字の書き分けについてはこちらで解説しています。

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